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親の別荘に、買い手はいるのか——いま八ヶ岳の別荘を選んでいるのは、どんな人たち

親の別荘に、買い手はいるのか——いま八ヶ岳の別荘を選んでいるのは、どんな人たちか

使わなくなった別荘の売却相談で、必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。「こんな古い別荘、本当に買う人がいるんですか」。八ヶ岳西麓(茅野市・原村・富士見町)で別荘の査定・買取・再生を続けてきた立場から、いま実際に別荘を選んでいる人たちの姿をお伝えします。手放す側だけでなく、受け取る側にも世代交代が起きています。

親御さんがバブル期に取得された別荘を前に、「買い手なんているのだろうか」と不安になるのは自然なことです。実際、親世代と同じ使い方——夏の数週間だけ滞在する別荘——を求める買い手は、確かに減りました。

けれど現場で見えているのは、市場が消えたのではなく、買い手の顔ぶれと選ぶ基準が入れ替わったという変化です。

使わなくなった別荘に、買い手はつくのか?

つきます。ただし「夏だけの別荘」としてではなく、「通年で使える暮らしの拠点」として選ばれます。

ここ数年、内見にいらっしゃる方の中心は30〜50代です。リモートワークで働く場所の自由を得た方、都市と行き来する二地域居住を考えている方、そのまま定住まで視野に入れている方。共通するのは、別荘を「非日常を楽しむ場所」ではなく「暮らしを置ける場所」として見ていることです。

親世代にとっての別荘は、日常から切り離された特別な場所でした。次の世代にとっては、日常そのものを移せるかどうかが基準になる。同じ建物・同じ土地でも、問われるものが変わったのです。

いま八ヶ岳の別荘を買っているのは、どんな人か?

「涼しい夏」だけでなく、「冬を越せるか」「畑にできる土地はあるか」を最初に聞く人たちです。

内見での質問が、はっきり変わりました。以前は「夏は涼しいですか」「眺めはどうですか」が中心でした。いまは「冬の水抜きはどうやるんですか」「凍結対策はされていますか」「除雪は誰がやるんですか」「敷地の一角を畑にできますか」——暮らしの実務を、最初から自分ごととして聞いてこられます。

これは冷やかしではなく、本気度の表れです。冬の暮らしの手間を承知のうえで、それでもこの標高の環境を選びたい、という方が増えています。

売れる別荘と、動きにくい別荘の違いは?

見た目の豪華さではなく、通年で暮らせる「基礎体力」があるかどうかです。

具体的には、構造がしっかりしていること、断熱や水回りに手を入れられる余地があること、冬のアクセスが確保できること。この基礎体力があれば、内装が古くても道はあります。逆に、夏専用につくられた開放的なデザインの建物は、見栄えが良くても動きにくくなりました。

土地についても同じです。建物単体ではなく、日当たり・水はけ・周囲の環境・集落との距離まで含めて、「ここで暮らしが成り立つか」という目で見られます。だからこそ、別荘の査定は建物の築年数だけでは決まりません。机上のデータだけで測れない部分こそが、いまの買い手が見ている部分だからです。

朝倉所見——世代交代は「所有者の交代」だけではない

私は蓼科湖の近くで育ち、親が別荘地域でホテルを営んでいたので、別荘のお客さまが最も華やかだった時代を子どもの頃から見てきました。その時代の使われ方が一巡し、いま起きているのは、所有者の交代であると同時に使われ方の交代です。

先日ご案内した築30年超の別荘では、若いご夫婦の最初の質問が「薪ストーブは入れられますか」でした。建物の古さは、彼らにとって減点ではなく、手を入れる前提の素材でした。親御さんの別荘がそのままの形で引き継がれることは少なくても、次の暮らしの土台として引き継がれていく——その受け渡しの現場に、私たちは立ち会っています。

まずは「動くかどうか」を知ることから

買い手がいるかどうかは、建物と土地の基礎体力次第です。それを見極めるのが査定の役割です。売ると決めていなくても、いまの市場でどう評価されるかを知っておくだけで、ご家族の話し合いは進めやすくなります。

八ヶ岳西麓の別荘について、1分無料査定(naganokantei.net)からお気軽にどうぞ。決まっていない段階のご相談も歓迎します。一緒に整理しながら、その別荘にとって自然な次の形を考えていけたらと思います。

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